髪の毛は爪と同じように、肌の角質層が変化してできたものですが、肌とは違い、既に死んでいる細胞なので痛みなどの感覚がありません。そのため、パーマやカラーリングで髪に負担をかけてしまいがちです。しかし髪は肌のような自己修復機能がないので一度傷めると自然には元には戻りません。
髪の毛は、皮膚や爪と同じ「ケラチン」というタンパク質で構成されています。ケラチンを構成しているのは、「メチオニン」という体内で合成されない必須アミノ酸です。この「メチオニン」が不足すると、薄毛や白髪、 ホルモンバランスの異常といった症状が起こります。無理なダイエットで抜け毛が増えるのもこのタンパク質が不足する事が原因です。
髪の頭皮より下の部分が「毛根」です。深部には「毛球」というふくらんだ部分があり、「毛乳頭」と「毛母細胞」から構成されています。毛乳頭は、毛細血管から栄養素を取り入れ、毛髪の元となる毛母細胞へ供給します。栄養素を吸収した毛母細胞は、分裂して頭皮へ向かっておし上げられ、ケラチンを蓄えながら死んでいきます。この死んでしまった細胞の集まりが、「毛髪」です。
髪の毛は3つの層から構成されています。
髪の毛は、「成長期」→「退行期」→「休止期」という3つの段階を経て生まれ変わっており、このサイクルが「ヘアサイクル」です。個人差がありますが、女性の場合はは約4年~6年で繰り返されます。薄毛の症状は何らかの原因でこのサイクルが短くなり、髪が成長期の途中で抜けてしまうために起こります。