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髪の毛のしくみ

髪の毛を構成するタンパク質

髪の毛は爪と同じように、肌の角質層が変化してできたものですが、肌とは違い、既に死んでいる細胞なので痛みなどの感覚がありません。そのため、パーマやカラーリングで髪に負担をかけてしまいがちです。しかし髪は肌のような自己修復機能がないので一度傷めると自然には元には戻りません。

髪の毛は、皮膚や爪と同じ「ケラチン」というタンパク質で構成されています。ケラチンを構成しているのは、「メチオニン」という体内で合成されない必須アミノ酸です。この「メチオニン」が不足すると、薄毛や白髪、 ホルモンバランスの異常といった症状が起こります。無理なダイエットで抜け毛が増えるのもこのタンパク質が不足する事が原因です。

頭皮の構造、髪の毛の構造

髪の頭皮より下の部分が「毛根」です。深部には「毛球」というふくらんだ部分があり、「毛乳頭」と「毛母細胞」から構成されています。毛乳頭は、毛細血管から栄養素を取り入れ、毛髪の元となる毛母細胞へ供給します。栄養素を吸収した毛母細胞は、分裂して頭皮へ向かっておし上げられ、ケラチンを蓄えながら死んでいきます。この死んでしまった細胞の集まりが、「毛髪」です。

髪の毛は3つの層から構成されています。

  • キューティクル(一番外側)
    髪の表皮を構成する組織で、魚のウロコのように重なっています。髪の表面にあり、髪の水分を保持し、髪の艶や手触りを良くし、髪の毛の美しさのためには重要な組織です。一度壊れたキューティクルは再生できません。
  • コルテックス(中間部)
    毛髪の80~90%を占めています。細い繊維状の細胞からできており、その状態によって毛髪の太さ、強さが決まります。またメラニン色素が含まれているので、髪の色が決まります。
  • メデュラ(中心部)
    外的な刺激で空洞ができやすいのが特徴です。役割については、よく分かっていませんが、髪の弾力や強さと関係していると考えられています。

ヘアサイクル

髪の毛は、「成長期」→「退行期」→「休止期」という3つの段階を経て生まれ変わっており、このサイクルが「ヘアサイクル」です。個人差がありますが、女性の場合はは約4年~6年で繰り返されます。薄毛の症状は何らかの原因でこのサイクルが短くなり、髪が成長期の途中で抜けてしまうために起こります。

  • 成長期
    毛母細胞の分裂が活発で、髪がどんどん成長する時期。
  • 退行期
    成長が弱まる期間。約2~3週間。正常な場合、髪はこの時期から自然と抜け落ちます。
  • 休止期
    成長が完全に休止する時期。約2~3ヶ月。
 
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