パントスチンとパントガールの特徴と使い方
パントスチンというのは女性男性型脱毛症であるFAGAの治療薬で、パントガールというのは女性専用の育毛剤になります。
どちらも女性の薄毛に効果があるという点は共通していますが、薄毛の原因に対してのアプローチ方法が異なるので、特徴と使い方をしっかりチェックしておきましょう。
|パントスチンの特徴と使い方
パントスチンは男性ホルモンによって引き起こされるFAGAの治療薬になるので、男性ホルモンの働きを抑制する有効成分が配合されているという特徴があります。
脱毛を引き起こすホルモンはジヒドロテストステロンというホルモンで、これはテストステロンが5αリダクターゼという酵素と結びつくことで変換されます。
有効成分であるアルファトラジオールは、テストステロンがジヒドロテストステロンに変換されるのを抑制する効果があるので、薄毛の改善効果が期待できるのですね。
また、男性用のAGA治療薬と違い副作用がほとんどないという特徴もあるので、安心して長期間服用できます。
ただし、抜け毛を防ぐ効果はありますが、育毛を促進する成分は含まれていないので、パントスチンだけだと現状維持の効果しかありません。
ですので効果的な使い方としては、育毛効果が高いパントガールと組み合わせて服用するのがおすすめです。
|対するパントガールの特徴と使い方
パントガールは飲むタイプの育毛剤で、現在は世界30ヵ国以上で育毛剤として活用されています。パントガールの特徴は、細胞の代謝を活発にして分裂を促進するという育毛効果です。
髪の毛の成長のためには細胞分裂が必要不可欠ですが、そのために必須となる成分がバランス良く配合されているのがパントガールの特徴でもあります。
エネルギー代謝を促すビタミンB1、髪を構成するケラチン、ターンオーバーを促進したり髪を作るタンパク質となるL-シスチン、髪の組織を健康に保つパントテン酸カルシウムなどを効率よく吸収できるようにカプセルに凝縮されています。
ただ、育毛効果は高いのですが抜け毛を抑制する効果は弱いので、抜け毛もストップしたいという方はパントスチンと併用するのがおすすめの使い方です。
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