びまん性脱毛症と広汎性脱毛症、粃糠性脱毛症の違いとは?

びまん性脱毛症と広汎性脱毛症、粃糠性脱毛症の違いとは?

薄毛の特徴により名前が付けられていますが、よく耳にする、びまん性脱毛症広汎性脱毛症(こうはんせいだつもうしょう)、粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)の違いは何でしょうか。

 

薄毛

 

びまん性脱毛症と広汎性脱毛症は、女性ホルモンの正常化に効果があるといわれる、イソフラボンの摂取で症状の緩和が見込めます。

 

粃糠性脱毛症の症状の緩和や予防効果を期待するなら、殺菌効果のあるシャンプーを使うのがおすすめです。

 

女性に多いびまん性脱毛症と広汎性脱毛症

 

びまん性脱毛症と広汎性脱毛症は、ともに女性に多い脱毛の症状です。どちらも原因とされるのが、ホルモンバランスの異常やストレスなどです。

 

一部分が目立ってハゲるのではなく、頭部全体の髪のボリュームが減っていくのが特徴です。ゆるやかなスピードで、徐々に薄くなっていくので、最初は気が付かずに見過ごすことも多いようです。

 

どちらも見た感じは同じように見えますが、生えてくる髪の性質に違いがあります。びまん性脱毛は髪が生えにくくなるのに対し、広汎性脱毛症は、生えてくる髪が成長しきらずに抜けてしまいます。

 

広汎性脱毛症の場合は、毛根になんらかの問題が生じているのが原因といわれています。

 

マラセチア菌の増殖でフケが大量にでる粃糠性脱毛症

 

粃糠性脱毛症はフケが異常に増える脱毛症です。シャンプーをしていても、フケの発生がとまらず、その量が異常に多かったら、粃糠性脱毛症かもしれません

 

頭皮には200種類以上の常在菌が存在し、頭皮を保護したり、老廃物をお掃除してくれたりしています。菌のバランスが取れていれば問題ないのですが、バランスが崩れると頭皮に異変が現れることがあります。

 

小糠性脱毛症の特徴であるフケの大量発生は、この中のマラセチア菌の数が異常に増えることで起こるといわれています。

 

髪に栄養を送ってくれる頭皮も毛穴の状態も良くないのですから、髪の水分も栄養も減り、直径も小さくなります。そうなれば、当然、抜けやすくなり、薄毛になっていきます。

 

びまん性脱毛症は、女性の脱毛症という印象が強いですが、男性でもなる人はいます。粃糠性脱毛症のはっきりした原因は分かっていませんが、アレルギーを持っている人はなる確率が高いようです。

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