実はもっと重大な病気が隠れている?女性薄毛に注意しよう!
薄毛と言えば、一般的には生活習慣や加齢、ストレスなどが原因とされています。ですが、もしかしたら重大な病気によって薄毛が引き起こされている可能性もあります。
病気だった場合は、育毛剤を使っても生活習慣を改善しても薄毛は治りませんし、その間に病気が進行してしまうこともあるので薄毛の症状以外に気になる症状がないかチェックしましょう。
|卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)
卵巣嚢腫による薄毛は、びまん性脱毛症と同じく髪全体が薄くなります。びまん性脱毛症というのは、女性の薄毛の中でももっとも多い症状になるため、薄毛だけを気にしていたら卵巣嚢腫には気が付きません。
卵巣嚢腫になると、腹痛や腰痛が慢性化したり、卵巣がねじられるような痛みが起こったりします。
ですので、薄毛の症状に加えてこういった症状が慢性的に発症するという場合は、婦人科を受診するのがおすすめです。
卵巣嚢腫はほとんどが良性ですが、中には悪性卵巣腫瘍という卵巣がんの初期症状だったり、摘出しないとリンパ節転移をするリスクがある境界悪性卵巣腫瘍かもしれません。いずれにしても治療が必要な病気なので、すぐに医療機関で診てもらいましょう。
|膠原病(こうげんびょう)
突然円形脱毛症が起こったり、小さい円形脱毛症がいくつも発症した場合は膠原病かもしれません。
こういった脱毛症が起こることに加えて、微熱が続いたり、関節炎やリンパ腺が腫れたり、手足のしびれや関節痛などが発症している場合は危険です。
初期症状は風邪と似ているので判断しづらいかもしれませんが、免疫機能に異常が起こっているため治療が必要です。
免疫異常が続いてしまうと、臓器などに免疫疾患が発症することもあります。
早期段階で治療を行えば比較的簡単に治すことができますが、進行して悪化すると、治療をしても後遺症が残ることがあるので早めに医療機関を受診して下さい。
薄毛を引き起こす病気は、他にも「鉄欠乏性貧血」や「甲状腺機能低下症」などいろいろあります。
例え命に関わらない病気であっても、日常生活に支障がでるかもしれないので気をつけましょう。
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