植毛を受けた後のヘアスプレー使用は注意が必要な理由とは?

植毛を受けた後のヘアスプレー使用は注意が必要な理由とは?

ヘアスプレーは、好みのヘアスタイルを維持するために必要なものですし、薄毛の方だとボリュームアップのために愛用していることもあるでしょう。

 

ですが、植毛をした後はしばらくヘアスプレーを使うのはやめましょう。頭皮に直接付けるものではないのに使用を控える必要があるのは、それなりの理由があるのです。

 

ヘアスプレーは植毛の効果を妨げになることも

 

植毛直後というのは、移植した髪がまだ定着していません。そのため髪型が不自然になったりするので、ヘアスプレーでうまく固定したいと思う方もいるでしょう。しかし、ヘアスプレーにはたくさんの化学成分が使われているため、普通の状態でも頭皮に負担をかけます。

 

ヘアスプレーが頭皮に残ってしまうと、古い角質や皮脂汚れなどと混ざり合って毛穴に詰まり、薄毛を引き起こすこともあります。

 

メスを使う植毛でも使わない植毛でも、植毛を行うと頭皮には傷やかさぶたが出来てしまいます。ですので、とてもデリケートでダメージを受けやすい状態になっているため、ヘアスプレーの化学成分が強い刺激になります。

 

刺激を受けると炎症が起こったり、かぶれやかゆみが発症することがあるので、頭皮環境が悪化します。

 

植毛した髪が定着するには、健康で環境の整った頭皮が必要です。つまり、植毛を受けた後にヘアスプレーをしてしまうと、髪の定着率が悪くなるリスクが高まるので注意しなくてはいけないのです。

 

また、移植をしていない部分なら大丈夫と思うかもしれませんが、それでも注意が必要です。

 

スプレーはピンポイントに吹き付けるのは難しく、植毛部分にもかかってしまう可能性があります。植毛後しばらくはヘアーネットをかぶるため洗髪はできませんから、もしかかったら頭皮に残ってしまうので控えるのが理想です。

 

ヘアスプレーを使えないというのは不便かもしれませんが、定着して頭皮が落ち着けば普通に使用できます。

 

長い目で見れば、定着するまでのたった数週間の我慢ですから、自髪をしっかり定着させるためにも使わないようにしましょう。

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